日本における寝台列車の歴史3

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■日本における寝台列車の歴史3

●寝台専用列車の増加

1956年以降、国鉄の優等旅客列車には電車・気動車が使用される様になっていきました。
当時の電車・気動車には寝台車がありませんでした。
そこで寝台需要に対しては、編成のほとんどが寝台車で構成された客車寝台特急・急行を運行し、一般座席需要については昼行急行用の電車・気動車を夜行列車でも使用し、これらを別便の急行列車として雁行させる様になりました。 これにより、無動力の寝台車のみを新規製造することで大幅な輸送力増強が実現できました。
この傾向は1961年の全国白紙ダイヤ大改正から顕著となり、東海道本線の昼行急行列車が153系電車の大量投入で電車化・増発され、夜行列車に関しても棲み分けが図られました。
この需要拡大に応じ、1961年から1965年に掛けて旧型客車改造の軽量2等寝台車オハネ17形合計302両が国鉄工場で製造、増備されました。
また、戦前の旧3等寝台車であり、戦時中に3等車スハ34形に改造された、スハネ30形等を数十両、寝台車に改造しました。


寝台専用列車の増加


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