日本における寝台列車の歴史4

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■日本における寝台列車の歴史4

●寝台専用列車の浸透

20系客車は、座席車のほとんどを1964年から1972年に寝台車へと改造した為、20系使用の特急列車は完全な寝台専用列車となりました。
1980年代後半以降の客車寝台特急では、座席車を1両のみ連結するケースがありました。これは高速バスに対抗する事が目的でした。
純粋な座席車という点では、「あかつき」・「なは」の「レガートシート」というものがありましたが、「あかつき」が2008年に廃止になって以降姿を消しました。
特徴的な物として、「あけぼの」には寝台車を使用しながら毛布や浴衣を備え付けずに座席車として扱う「ゴロンとシート」という車両があります。


寝台専用列車の衰退

●寝台専用列車の衰退

1960年代に最盛期を迎えましたが1975年頃から徐々に衰退していきました。
主な理由として下記の要因が挙げられます。

運賃・各種料金の大幅な値上げ。
新幹線や高速道路網、航空路線等の整備が進んだ。(安い値段で利用できたり、前日の夜間に出発しなくても当日の朝に出発すれば良い様になった)
駅前に安価なビジネスホテルが建つようになり、現地で快適に就寝できる様になった。



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