海外の寝台列車 鉄道模型

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■海外の寝台列車

●アメリカ

アメリカでは19世紀の末から20世紀中頃にかけて、鉄道輸送が、旅客の移動手段の中で非常に高い割合を占めていました。
国土が広大な為、数日を要する鉄道旅行は当たり前でした。また、経済水準が高かった事から寝台車の需要も高かったので、鉄道会社は寝台車保有会社と提携して寝台車を連結した旅客列車の運行を盛んに行っていました。
その中でも、特に需要の高かった東海岸の路線や、シカゴとロサンゼルスを結ぶ路線などでは、19世紀の終わりごろから座席車を連結しないプルマン寝台車のみの旅客列車を運行していました。
寝台専用列車として有名な列車としては、ニューヨークとシカゴを結んだ「20世紀特急」、「ブロードウェイ特急」、ワシントンとシカゴを結んだ「キャピトル特急」、ニューヨークとニューオーリンズを結んだ「クレセント」などがあります。
1930年代以降には、いくつかの列車で全車の個室寝台化も行われました。
第二次世界大戦後には、飛行機が普及した事により旅客列車は激減し、従来寝台専用列車だった列車にも座席車が連結されるようになっていきました。
そして1967年、最後まで寝台専用列車として活躍していた「ブロードウェイ特急」に座席車が連結され、アメリカから寝台専用列車は消滅しました。現在のアムトラックの夜行列車は全て寝台、座席併結列車です。


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