広大な国土を誇るインドにも寝台列車が存在します。
インドの鉄道においては貧富の差の問題もあり、ほとんどの列車に座席車が連結されていますが、同時に運転時間が長時間に渡るため寝台車の割合が高くなっています。
特にラージダーニー急行は、全車エアコン付き寝台の豪華列車として知られていたのですが、最近ではインド中産階級の成長により利用者が急増しています。
また、インドの急行列車は約20両に及ぶ編成の内、2~3両の座席車を除いては寝台車ばかりで構成されることが多いです。
中国の夜行列車には、一部のローカル線を除き寝台車が連結されています。
高包(高級軟臥。定員1人または2人の個室寝台。一部の路線限定)、軟臥(1等寝台 定員4人のコンパートメント寝台)、硬臥(2等寝台 3段開放寝台、消灯時間が決められています)の3種類の等級があり、値段がかなり違います。
また、寝台には下鋪、中鋪、上鋪(下段、中段、上段)があり、下鋪の運賃の方が少し高いです。
特徴的なシステムになっており、乗車後に身分証明書を提示して氏名などの記録が行われます。また、寝台券は係員が下車時まで預かり、代わりに預り証を渡されます。
枕、シーツ、毛布が備え付けられている他、コンパートメントごとに熱湯の入ったポットが置いてあります。
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