日本における寝台列車の歴史

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■日本における寝台列車の歴史

●寝台専用列車の出現以前

大量の寝台列車が存在していたアメリカを例外とすると、世界各国の鉄道において、長距離を運行する夜行列車は、寝台車と一般座席車の混結編成を組むことが普通でした。
これは、優等客と大衆乗客のどちらのニーズにも応じることが目的でした。
日本もその例に漏れず、1900年に山陽鉄道が日本初の寝台車を運行開始して以来、寝台専用の列車というものは長らく存在しませんでした。
例外的な存在として、第二次世界大戦中まで(1943年に廃止)東京~神戸間を運転していた夜行急行列車1往復には、2等座席車1両の他は、1等・2等寝台車と食堂車のみで編成された時期があります。 「名士列車」の俗称で、上流貴顕の乗る列車として知られたこの列車を日本初の寝台列車とする考え方もありますが、「1・2等の優等客専用の夜行列車」という性格で、3等寝台車を連結した戦後の「寝台列車」とは、やや方向性が異なります。


寝台専用列車の出現以前


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